世界一わかりやすくデザイン経営を語ろう-Season2- (於壱岐島モクヨンビル)
Report on “Value creation through design” event in IKI-Island
2019年に青森県八戸市にて開催された「世界一わかりやすくデザイン経営を語ろう!」に続いて、長崎県壱岐島において、第2弾のデザイン経営セミナー「世界一わかりやすくデザイン経営を語ろうSeason2」が、オンライン&リアルのハイブリッド形式で開催されました。
第1部を登壇させて頂きました。
2022年くらいからリクエストの多いデザインのトピックを主にお話ししました。
・値上げに関わるリ・ブランドやリ・デザイン
・ギフト&手土産用のデザイン開発
・小分けにしたり、印象を変えることで売り場を変える
・販売の時間帯をずらしたり、認知バイアスをずらしてのマーケティング
・ふるさと納税用に効く「良いものを直感するデザインパッケージ」
などなど、マーケティング戦略と合わせて、いわゆる「デザイン思考ツール」的な紹介も多くお話しさせて頂きました。
お手伝いしている「壱岐の海ごはん」シリーズは、特に島外需要が年々増加していて、嬉しい限りです。(ちなみに、骨まで食べられる壱岐産のお魚、個人的に炊飯器で炊くのがお気に入り!)
壱岐市はSDGs未来都市というのに選定されているので、「デザインのSDGs戦略」についてもお話ししました。
超簡単にいうと、次から次に新しいものを作っては捨てるのではなく、長く使えるものをしっかりとデザインし、さまざまなものに展開しようといういわゆるVisual Identityやデザインシステムのお話です。
生産性を上げながら、付加価値創造をしようというのは、早いものでもう15年くらい言い続けていることになります💦
一方、美崎栄一郎さんは、相変わらず新しいネタが盛りだくさん!
浮世絵のマネタイズのお話、江戸時代の「がっぽり儲かるビジュアルマーケティング」の話は目から鱗でした。昔の人って頭いい!(詳しく聞きたい方は、美崎栄一郎さんの書籍や講演会などたくさんありますのでぜひそちらで!)
YouTubeも始められたそうです。
ちなみに、今回の会場は日本初の無垢製材あらわし木造4階建て「モクヨンビル」。令和5年度 木材利用優良施設等コンクールでは、審査員特別賞も受賞されたそうです!
本当に素敵な会場で、東京〜壱岐のデザインセミナーハイブリッド版に絶好のロケーションでした。(オーナーで建築設計担当された松本さん、ありがとうございました!)。