東京おみやげメモ-空の旅- (虎屋/ようかん/羽田空港限定)
これまで羽田空港で「東京のお土産」を買うことがなぜかあまり無かったのですが、最近、趣味と実益とあと研究も兼ねて空港のお土産売り場を割とうろうろしております。
こちら「え、虎屋さんなの?」と一瞬目を疑う可愛らしいパッケージデザイン。羽田空港限定だそうでございます、「空の旅」。
虎屋さんの小さい羊羹シリーズといえば、彩度低め日本の伝統色系ブランドカラーが定番ですが、限定品のこちらは女性受けしそうなオレンジがかったピンクです。
異質であるけれども、親和性が高い色選び。現状の定番デザインを引き立てつつ、新しいターゲットの心を掴むように計算されていると思います。
いつもの渋い定番と五本セットで¥1,350-。ちょっとした手みやげに良さそうではありませんか。
正式な商品名は「空港限定小型羊羹五本入り」だそうです。
小さい頃から慣れ親しんだ、あるいは普段から使い慣れたものを「東京のお土産」として使うことが自分の中のスタンダードで、一度も買ったことのないものや、「見慣れない東京みやげ」を買うのはなんか違和感というかしっくり来ないところもあったのですが…
「東京のお土産、何がいいですか」などと聞かれることも最近多く
ちょっと、これからはいろいろ、買ってみようかなと(そしてメモっておこうかな)。
先週はちょうど、千葉工業大学大学院の「製品デザイン特論」(千葉お土産ブランド的なパッケージデザインのプレゼン)に参加させていただいておりまして、
週末は週末で、「かごしまデザインアワード」学生部門の審査員をしておりました。
デザインと観光とか、デザインとお土産とかは最近、ますます、その関係性が密になってきていまして、で、若手デザイナーさんにもその辺りがとても期待されているのではないかと感じます。
もう、デザインの成功が成果に直結しているからでしょうね。
虎屋さんの「空の旅」のパッケージデザインがなんちゃら言っていたところに話を戻しますと(多分、割と売れている気がします)、こういうのがすなわちグラフィック解析とかデザイン評価みたいに言われてましていろいろと新しい手法が開発されているのですが、
千葉工業大学の赤澤智津子教授とはデザインリサーチ分野、特にグラフィック解析について、最近、いろいろ意見交換したりしてしまして、貴重なお話も伺いましたので、その話はまたいずれ。